緊急避妊・アフターピルについて
アフターピル(ECピル)
アフターピル(モーニングピル:緊急避妊薬)は、
避妊に失敗した場合にホルモン避妊薬を服用することで、その後の妊娠を防ぐ薬です。
○適応
避妊に失敗したと思われる、もしくは不安な場合。
○服用方法
※必ずしも食後に服用する必要はありませんが、なるべく早く服用してください。
※その他の薬(風邪薬・鎮痛剤・抗生剤・抗アレルギー剤など)を一緒に服用しても差し支えありません。
※後遺症や、将来妊娠などに影響することはありません。
○作用のしくみ
受精卵の子宮内膜への着床防止や排卵遅延などを起こすことによって、妊娠を回避すると考えられています。
○避妊効果
○効果判定
次の予定されている生理が通常の出血量であったら妊娠の可能性は少ないですが、不正子宮出血や妊娠初期の出血は、通常の月経と区別がつかないこともあります。本日より3週間後に妊娠反応検査をすすめています。検査薬陽性の場合は産婦人科を受診されてください。
○副作用
1.おう吐
ピル服用後2時間以内におう吐した場合は、薬の効果がありません。
服用後2時間以内は安易に吐かないよう意識して下さい。
(服用後2時間以降のおう吐は問題ないと言われています。)
2.下痢
服用後に下痢を起こしても、効果に影響はございません。
3.不正性器出血
ピル内服後、少量の性器出血が予定生理開始日より早期に認められることがあります。
4.奇形性
もしも仮に妊娠早期に、このECピルを服用されても、胎児の奇形性に影響は与えないと考えられています。
5.その他
乳房緊満・頭痛・めまい・疲労感などを感じることがありますが、
いずれも重篤な副作用はありません。
○注意
- 1この薬を内服することで、完全に妊娠が回避できるものではありません。
- 2この薬を服用した後に、月経のような出血が現れることがあります。また、不正出血や頭痛、吐気、倦怠感、眠くなるなど月経時にみられる症状が現れることがあります。
- 3心配だからということで、さらにピルを増量したり、他の避妊薬を自らの判断で使用しないでください。
- 4ECピル服用により、「ECピルを服用したから、その後の妊娠の心配はないだろう。」という考えは誤りです。次の生理が来るまでは、コンドームを使うなどして避妊をすることが必要です。
- 5ECピル服用により生理がすぐに始まる訳ではありません。
性行為 経過時間計測チェッカー
性行為を行ったのはいつですか?経過時間を調べて、貴女に適したアフターピル(緊急避妊薬)を調べてみましょう。
日付
時間
頃
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